原発事故さえなかったら、失うことのなかった命がある。当たり前の暮らしがある。この言葉を胸に東京電力福島第1原発事故の被害者の声と実態を示し、原発ゼロの決断を政府に迫ってきました。
岸田政権がエネルギー供給を口実に、原発を最大限活用すると言っています。福島では今も数万人にも上る方々が故郷を奪われたままだというのに、原発事故はもう終わったと言うのでしょうか。
最高裁は、巨大津波は想定外だから対策を取ったとしても事故を防ぐことができなかったと、国の責任を認めませんでした。そうであれば原発はなくすしかありません。
原発ゼロと合わせて再生可能エネルギーの導入を進める仕事を、引き続きやらせてください。
(「しんぶん赤旗」2022年7月9日より転載)