原発をなくす全国連絡会は、東京電力福島第1原発事故の「3・11」にちなんで10日、原発ゼロなどを訴える“イレブン行動”を東京・新宿駅前で行いました。
全労連の川村好伸副議長は「参院選で再生可能エネルギーに背を向け原発にしがみつく勢力に審判を下し、原発ゼロ・再エネへの転換、気候危機打開の政治を実現するため声をあげよう」と呼びかけ。新日本婦人の会の河村玲子中央常任委員は「ウクライナ侵略で原発が攻撃の対象となった。エネルギーは安心で安全なものに切り替える時だ」と訴えました。
参加者は、放射能汚染水の海洋放出中止を求める署名、原発を廃止し再生エネに転換する原発ゼロ基本法の制定を求める署名への協力を訴えました。
友人と新宿に来た斉藤富美子さん(65)=横浜市=は「原発ゼロは当たり前です。原発は廃棄物など後始末の見通しもない。原油高などで“原発再稼働を”と主張する政治家がいるが、こういうときだからこそ再エネに転換して経済も含めよい未来を切り開いてほしい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2022年6月11日より転載)