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「原発ゼロの日まで」 ・・官邸前

すべての原発再稼働反対、と訴える抗議行動参加者=11月1日、首相官邸前
すべての原発再稼働反対、と訴える抗議行動参加者=11月1日、首相官邸前

首都圏反原発連合(反原連)は11月1日、首相官邸前抗議行動を行いました。福島第1原発の放射能汚染水流出が拡大し続けるなか、トルコを訪問して原発輸出のセールスを進め、再稼働にひた走る安倍晋三首相。2000人(主催者発表)の参加者は「原発いらない」「再稼働反対」「汚染をとめろ」と訴えました。

官邸前では、「首相はやるべきことをやらないで、やらなくていいことをやっている。まずは再稼働をやめるべきだ」とのスピーチも。

「子どもを守れ」と書いたプラカードを掲げて参加したのは、東京都中野区の男性。「4歳の子どもがいるので、日本中の原発がなくなり、福島の汚染水もれが収束するまで毎日が心配です。原発ゼロの日がくるまで、私たちおとなが声を出し続けます」と話しました。

大阪府豊中市から初めて参加した50代の女性は、月2回開催の関西電力本店前抗議行動(大阪市)でも声をあげているといいます。「官邸前行動は毎週やっているということで参加しました。安倍首相の発言は、汚染水はコントロールできているなどウソばかり。原発は早くやめてほしい」

参加者とともにコールする笠井氏=11月1日、国会正門前
参加者とともにコールする笠井氏=11月1日、国会正門前

笠井氏スピーチ

日本共産党の笠井亮衆院議員は1日、首相官邸前抗議行動に参加し、国会正門前でスピーチしました。

笠井氏は、汚染水の処理もままならないなか、東京電力が3年ぶりに約1400億円の黒字になったことを紹介しました。「コスト優先で汚染水対策もまともにやらず、除染・賠償問題もやろうとしない。もう東電に当事者能力はない」と指摘。「東電を解体し、国が前面に出て対策をとる。原発で利益を得た企業の責任も追及しよう。安倍首相は福島に張り付いて事故収束に全力をあげよ」と訴えました。

 

原発再稼働反対 各地で・・金曜行動

原発再稼働反対、即時原発ゼロを求める金曜日行動が11月1日も各地で取り組まれました。

♪恒例の替え歌・・新潟

「なくそう原発新潟市民ネット」の64回目の行動が新潟市の石宮公園で行われ、市街をデモ行進しました。

集会では「安倍首相が必死にセールスしてトルコに原発を売った。われわれも原発ゼロヘ必死で運動を進めよう」「地熱発電所見学会に行ってきたが、水蒸気の煙には放射能がない。やはり自然エネルギーは安全、安心だ」との発言がありました。

恒例の替え歌では「きずなが咲いた」(元歌「バラが咲いた」)を「地震起きて津波が起きて原発事故で 幸せだった僕の暮らし台無しになった…」と合唱しました。

「マガジン」配布・・富山

富山県の「いらんちゃ☆原発@富山」は、富山市のCiC前広場で63回目の行動にとりくみました。

参加者はハンドマイクで、即時原発ゼロの実現を大きな世論をつくって安倍政権に迫ることや、石川県の志賀原発の断層問題などについて訴えました。

「ノーニュークスマガジン」を配布し、原発の是非を問うシール投票も実施しました。

9日に志賀町で開かれる「志賀原発の再稼働反対・廃炉 11・9(石川)県民集会」への参加も呼びかけました。

「原発は廃炉に」・・石川

石川県では金沢市のJR金沢駅東口広場で68回目の金曜行動が取り組まれ、35人ほどが参加しました。

参加者は「原発は必要かどうか」を聞くシールアンケートを使って通行人と対話。首都圏反原発連合製作のリーフレットや24日に金沢市内で開催するパレードのビラを配布し、「原発は廃炉に」などと書かれたプラカードでアピールしました。

ドイツから観光で訪れた30代の男性は「ドイツは政治決断で脱原発を実現しました。日本も政治が役割を発揮して無くしていかないといけないと思います」と話していました。

草の根で頑張る・・福井

福井市では参加者が、関西電力地域共生本部の前でプラカードをもって並び、それぞれの思いや取り組みを発言しました。

福井市内の地域で新たに原発を考える会が結成された朗報とともに「草の根から頑張ろう」との訴えがありました。原発関連情報も秘密にされうる秘密保護法案阻止へ向け、福井県連絡会が12日に結成されることも紹介されました。

セールスひどい・・岐阜

岐阜県では大垣市の大垣駅前で午後6時から、原発ゼロを求める行動が行われました。参加者は「福島を忘れないで下さい」「NO原発」「私たちは原発のない未来を選択します」と書かれたプラカードを手に、仕事や学校帰りの人たちにアピールしました。

毎回参加している岸敬子さん(77)は「続けることが大事やね。原発事故は、地球規模でだめになってしまう。それなのに安倍首相は外国にセールスに行くなんてひどい」と行動への思いを語りました。

新潟着ぐるみを着て・・静岡

静岡市葵区の青葉公園で行われた67回目の再稼働反対アクション@静岡には約20人が参加。同日から開催された「大道芸ワールドカップ」で普段より通行人が多く、参加者は着ぐるみやシャボン玉を飛ばしてにぎやかにアピールしました。中部電力浜岡原発(御前崎市)の廃炉や原発ゼロを訴えに、女子高校生らも一緒に「再稼働反対」と手を振ってコールしていました。

参加した女性(65)=藤枝市=は「中電は先日電気料金値上げ申請をしたが、再稼働を前提としていることに怒りを感じた。廃炉と自然エネルギーを増やすことに力を入れてほしい」と話しました。

日本共産党の、もり大介葵区県議候補も参加しました。

大型メガホンも・・愛知

名古屋市の関電東海支社の前では「再稼働も輸出もNO」と書かれた大型メガホンも登場し、鳴子やギターのリズムに乗せ「福島県人おもいやれ」など大勢が声を上げました。

「原発のことは大学では話題にしづらくて、ここなら情報も入るし反対の意思を示せる」と話す22歳の女性は2回目の参加。「事故は収束してないのに、再稼働や新設なんてあぶなくて」と憤ります。一緒に参加した22歳の男性は「核廃棄物の処理方法がないのに進めるなんて」と強調しました。

うちわを手に抗議する63歳の男性は「安倍首相はトルコに原発を売りに行くなんて、政治家としてというより人としてどうなのかと思う」と批判しました。

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