東京電力福島第1原発事故の被害に今も苦しむ福島県から「核兵器も原発もない社会を」の声を広げようと、「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマを結ぶ『非核の火』を灯(とも)す会」は4月23日、同県いわき市で総会を開きました。
伊東達也共同代表はあいさつで、ロシアのウクライナ侵略、原発への攻撃、核兵器による威嚇を挙げ「私たちの痛苦の体験から、この蛮行に黙っているわけにいかない」と表明。日本で「核共有」や軍事力強化、憲法9条改定を狙う動きがあり「日本を自滅に導く極めて危険なことだ」と強く批判しました。
「非核の火」の碑が境内に設置されている宝鏡寺(楢葉町)の早川篤雄住職は、今後も核兵器廃絶を求める集会などを開催する計画だと報告。原発ゼロをめざすとともに「核兵器禁止条約を世界に広げていくため一段と力を込めて運動したい」と決意を述べました。
参加者はロシアに対し直ちに侵略中止、撤退を求める抗議文を採択しました。
(「しんぶん赤旗」2022年4月24日より転載)