脱原発をめざす茨城県内の住民団体「さよなら原発いばらきネットワーク」(代表・丸山幸司弁護士)は19日、オンラインで学習会を開きました。国際環境NGO「FoEJapan」の満田夏花事務局長が「原発とSDGs~原発で温暖化が止められる?」をテーマに講演しました。
満田氏は、原発が持続可能な社会をめざすSDGsの考えの対極にあると指摘。司法の差し止め判断や相次ぐ電力会社の不祥事で運転停止に追い込まれたり、事故のリスクから地方に原発立地を押し付けるなど「持続可能どころか不安定で不平等なエネルギーだ」と強調しました。
また、安全対策費などで高騰する原発の発電コストに比べ、再生可能エネルギーの方が安くなっていることは政府も認めざるを得なくなっていると指摘。「原発は解決できない核のゴミの問題もある。太陽光や風力など小規模分散型の発電で電気を使う時代だ」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2022年3月22日より転載)