原発問題住民運動宮城県連絡センターは16日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水(汚染水)の海洋放出に反対し、仙台市の中心商店街で宣伝しました。
「アルプス処理水海洋放出に反対する署名」は宮城県漁協、みやぎ生協・コープふくしまなどが呼びかけ、これまで16万5994人分(2日現在)が寄せられています。コロナ禍で街頭署名は休止していましたが、3月から再開しました。
「原発ゼロへ」と書いた横断幕や、「ウクライナに平和を」のプラスターを掲げた参加者たち。「海洋放出は、漁業者の復興の努力を台無しにするものです」「30~40年続く海洋放出による影響は計り知れません。一緒に声を上げましょう」とリレートークしました。
ウクライナを侵略するロシア軍によるザポロジエ原子力発電所への攻撃について、「ジュネーブ条約に違反し、国際法を踏みにじる行為。人類社会に対する犯罪です」と厳しく批判。ウクライナからの撤退を訴えるビラを配りました。
署名した仙台市太白区の女性(62)は「海に流す以外の方法を模索してほしい。どれだけ安全だと言われても原発事故後の恐怖を知っていると、とても賛成できません」と語っていました。
(「しんぶん赤旗」2022年3月17日より転載)