臨時国会が閉会した21日、国会から駆け付けた日本共産党の高橋千鶴子衆院議員と岩渕友参院議員が、福島市で街頭国会報告を行いました。
この日の参院本会議で岸田首相に質問し、原発事故から10年たった福島県の実態を示しながら、事故を終わったことにはさせないと迫った岩渕氏。「引き続き福島の実態を国会に届け、加害者の国と東京電力が被害者の生活と生業(なりわい)の再建のため最後まで責任を果たせと迫り続けます。原発ゼロの実現を迫る国会論戦を行いたい」と報告しました。
高橋氏は、総選挙での“野党共闘の失敗”などという攻撃があることに言及。衆院代表質問で立憲民主党議員が9条改憲反対を明確に訴えたほか、質問時間を確保するため協力し合うなど「野党は力を合わせてきたと自信を持って報告したい」と強調しました。
高橋氏は、岸田首相は危険な方向に踏み出しつつあると指摘。「年が明ければ通常国会、そして参院選。野党は力を合わせて頑張っていることを伝え、共産党を大きくしてほしい」と訴えました。
熱心に聞いていた女性(66)は「野党共闘がどうなるかという不安が吹き飛んだ。合意した政策協定を生かして国会で頑張ってほしい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2021年12月23日より転載)