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汚染水放出計画 公開審査を決定 規制委

 原子力規制委員会は22日、東京電力福島第1原発で発生する放射能汚染水を多核種除去設備(アルプス)で処理した高濃度トリチウム(3重水素)を含む水(処理汚染水)を海洋放出するという東電の計画の申請を受けて、審査を公開で行うことを決めました。また、審査結果を審査書案に取りまとめ、一般からの意見募集を行う方針も決めました。

 福島第1原発での廃炉に関わる取り組みは、東電が実施計画の変更を規制委に申請し、通常は事務局の原子力規制庁が非公開で審査、認可しています。規制庁によれば、福島第1原発の実施計画変更の審査を公開で行うことや審査書案への意見募集は初めてです。

 海洋放出に関わる実施計画の審査では、規制基準に加えて、処理汚染水中のトリチウムの年間放出量が22兆ベクレルを超えないことなど4月に決定された政府方針への取り組みも確認するとしています。

(「しんぶん赤旗」2021年12月23日より転載)