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伊方再稼働に抗議・・1000万人アクション実行委

「伊方原発再稼働やめろ」「廃炉に」と訴える人たち=2日、衆院第2議員会館前

 さようなら原発1000万人アクション実行委員会は2日、四国電力が伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働を強行したことに抗議する行動を衆院第2議員会館前で行いました。参加者は「伊方原発再稼働反対」「廃炉にしろ」「政府は原子力政策を転換せよ」と訴えました。

 実行委員会事務局の井上年弘氏は、伊方原発が、日本最大の断層帯「中央構造線」に近接し巨大地震の危険があること、立地する佐田岬半島では住民の避難が困難であることを指摘。「現地の人たちとも連帯し、再稼働反対、廃炉を求めて声をあげよう」と呼びかけました。

 市民団体の代表が、再稼働や同原発でのウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使った「プルサーマル発電」の実施に抗議し、核燃料サイクルからの撤退を訴えました。東京電力株主代表訴訟について「いまだに『責任はない』と繰り返している。許せない」などのスピーチもありました。

 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の北村智之事務局長は「再稼働の阻止、原発の廃炉にむけて、みなさんとともにたたかっていく」とあいさつしました。

(「しんぶん赤旗」2021年12月3日より転載)