原発の再稼働や新増設を許さず、一日も早い原発ゼロの実現を求めて26日、「原発いらない金曜行動」が首相官邸前で行われました。主催は実行委員会。6月から月1回行われている行動です。
170人(主催者発表)は「原発なくせ」「再処理やめろ」と訴えました。
呼びかけ人の鎌田慧さんは、岸田政権、原発推進勢力が「脱炭素」「地球温暖化対策」の名目で原発再稼働を進めようとしていることを批判。「気候変動は大量生産・大量消費・大量廃棄という資本主義の破綻のあらわれだ」と指摘し、気候危機打開の運動と連帯し、反原発の運動を進めようと呼びかけました。
参加者もマイクを握りました。
川崎市から参加した男性は、東京に一番近い日本原子力発電東海第2原発について「老朽原発で、地震の危険もある」と指摘、「あきらめない運動が歴史を変える。粘り強くたたかおう」と語りました。
静岡市で毎週金曜日に反原発行動を続ける市民グループからの連帯メッセージが紹介されました。
(「しんぶん赤旗」2021年11月28日より転載)