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伊方原発は廃炉に 四電原子力本部前行動

四国電力原子力本部前でアピールする須藤事務局長ら=11日、松山市

 愛媛県の「伊方原発をとめる会」は11日、松山市の四国電力原子力本部前で「福島をくり返すな!!伊方原発再稼働を許さない!!10・11行動」を実施。約40人が「いいね 原発ゼロ」と書かれたプラカード等を掲げてアピールしました。

 2019年12月から停止中の四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の3号機は、12日から再稼働の予定でしたが、保安規定違反の発覚で日程が未定のまま延期されています。

 須藤昭男事務局長は「福島のあの悲惨な事故を忘れはしません。原子力がいかに恐ろしいものかを私たちに知らしめた。今こそ四国電力は再稼働を断念すべきだ」と訴えました。

 和田宰事務局次長は、重大事故に対応する待機要員が無断外出でたびたび不足する、保安規定に違反する事態が、内部告発されるまで長期に公表されなかったことを厳しく批判。「原発自体が危険なのに、危険な情報や不都合な事実を隠されれば、私たちは、ますます危険な中に置かれることになる」と強調しました。

 日本共産党の田中克彦県議、ネットワーク市民の窓の武井多佳子県議、子ども未来の田渕紀子松山市議が参加しました。

 また同日、伊方町の伊方原発ゲート前では「伊方原発を動かすな!現地集会」(伊方から原発をなくす会主催)が開かれ、40人が参加しました。

 集会後、参加者は高門清彦伊方町長に、3号機の再稼働を認めないよう申し入れました。

(「しんぶん赤旗」2021年10月13日より転載)