宮城県で東北電力女川原発の再稼働に反対し、原発ゼロをめざす県民集会が26日、仙台市の勾当台(こうとうだい)公園・市民広場で開かれ、300人が参加しました。集会後、「止めよう女川原発再稼働」などのプラカードを掲げ、一番町商店街をデモ行進しました。
集会では、実行委員会を代表して「女川原発の再稼働を許さないみやぎアクション」の多々良哲世話人は、秋の知事選を前に、女川原発の再稼働に反対する県民の意思を示すために開いたと開催の意義を強調しました。
県民の意思に反して再稼働に同意した村井嘉浩知事を批判し、「何度世論調査をしても県民の6~7割は再稼働に反対です。私たちは多数派です。知事選で県民の意思を示そう」と訴えました。
女川原発再稼働をめぐり、実効性のない避難計画を争点に裁判に訴えた原伸雄原告団長は、原子力は現在の人間の技術では制御できないと指摘。「総選挙勝利で原発ゼロの社会をめざし、知事選勝利で原発再稼働の同意を撤回させよう」と呼びかけました。
集会には、日本共産党から、ふなやま由美衆院東北比例候補(宮城4区重複)をはじめ党県議市議が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2021年9月28日より転載)