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原電のデータ捏造 伝言館が批判声明

 福島県楢葉町の伝言館(館長=早川篤雄・宝鏡寺住職)はこのほど、日本原子力発電(日本原電)の敦賀原発調査資料の書き変えを批判する声明を出しました。

 日本原電は、敦賀原発2号機直下の断層が「活断層」である可能性を否定するために、原子力規制委員会の有識者会合に資料を提出しましたが、資料には1000カ所を超える誤記があったうえ、2020年の審査過程では地質データの書き変えも発覚しました。

 声明は、日本原電のデータ捏造(ねつぞう)は言い逃れようのない犯罪的行為だと批判し、「日本原電が原発を扱う資格そのものを放棄したもの」、生命に関わる技術を扱っている原子力企業の暴挙に「強い憤りを覚えるとともに、日本の電力企業の体質的・倫理的腐敗について深く憂慮せざるを得ない」としています。

(「しんぶん赤旗」2021年9月24日より転載)