オンラインで
東京電力福島第1原発事故をめぐり国と東電に損害賠償などを求めた三つの訴訟が最高裁に係属していることで、原発被害者訴訟原告団全国連絡会は、最高裁に公正な判決を求めるオンライン署名に取り組んでいます。
三つの訴訟は、昨年9月に仙台高裁で国の責任を認めた判決があった「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟、今年1月に東京高裁が国の責任を否定した判決を出した原子力損害賠償群馬訴訟、同2月に国の責任を認めた判決があった福島原発千葉訴訟。いずれも最高裁に係属しています。
要請文で、三つの訴訟が「国・東京電力の責任と被害者の救済のありかたが問われ、また私たちが原発事故にどのように向き合うのかをめぐり、日本のみならず、世界から注目されている」と指摘。最高裁が「司法に期待される役割を果たし、国民の負託に応える判断を示されることを期待します」と述べています。
署名には、音楽家の大友良英さんや映画監督の森達也さんらが応援のメッセージを寄せています。
オンライン署名は、https://chng.it/v6bXv4fp
(「しんぶん赤旗」2021年9月10日より転載)