原発の再稼働・新増設を許さず、原発のない日本を実現しようと20日、「原発いらない金曜行動」が首相官邸前で行われました。主催は、実行委員会。6月から月1回続けられている行動です。
180人(主催者発表)の参加者は、次期エネルギー基本計画で原発の比率を20~22%にしようとしている菅政権に抗議し、「原発いらない」「すべての原発を廃炉に」と訴えました。
あいさつした呼びかけ人の鎌田慧さんは、菅政権が、東京電力福島第1原発事故で土地も生業(なりわい)も奪われた福島の人々や、コロナ禍に苦しむ国民のいのちを守る責任を果たそうとしていないと批判。「原発をなくし、子どもの未来を守るため、共同をさらに広げていこう」と呼びかけました。
反原発の行動を続ける市民がリレースピーチし「日本原電は、敦賀原発の活断層をめぐり80カ所もデータ改ざんをした。原発を担う資格はない。同社の東海第2原発(茨城県)の再稼働も許してはならない」などと訴えました。
四国電力伊方原発(愛媛県)の廃炉を求めている市民グループからメッセージが寄せられました。
(「しんぶん赤旗」2021年8月22日より転載)