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原発なき茨城めざす・・知事選告示 田中候補が訴え

第一声を上げる田中候補=19日、水戸市

 茨城県知事選が19日告示(9月5日投開票)され、「いのち輝くいばらきの会」が擁立した元茨城大学副学長の田中重博氏=無所属・新、日本共産党推薦=が水戸市内で第一声を上げました。2期目をめざす現職の大井川和彦氏=自民・公明・国民民主推薦=との一騎打ちです。

 田中候補は、県の福祉費や医師数が全国最下位レベルに落ち込む一方、常陸那珂(ひたちなか)港開発などの大型公共事業に多額の税金を注ぎ込んでいると批判し、「県民に冷たい県政を継続させるわけにはいかない」と力説。自身が地方財政の研究に関わってきたことから「命と暮らしを守る本来の自治体に戻す」と述べ、▽全ての県民への無料のPCR検査とワクチンの迅速接種▽医療機関への減収補てん▽ジェンダー平等の推進―などの公約を掲げ、日本原子力発電東海第2原発(東海村)について「再稼働ストップは待ったなしだ」と廃炉を呼びかけました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員と二見伸明元公明党副委員長らが駆け付け、塩川氏は「東海第2再稼働反対の審判をきっぱり下そう」、二見氏は「“もうけ”を掲げる新自由主義の県政を転換しよう」と田中候補の勝利を訴えました。

(「しんぶん赤旗」2021年8月20日より転載)