関西電力は4日、大飯原発3号機(福井県)で、タービンを回した蒸気を冷やす海水を送るポンプの弁から海水が漏れたと発表しました。環境への放射能の影響はないといいます。
関電によると、同日午前5時ごろ海水を送る2台のポンプのうち1台のポンプの弁付近から海水が漏れているのを発見し、ポンプ1台を停止。今後、漏えい箇所の調査を行う予定です。同3号機は7月3日に原子炉を起動し、同30日に本格運転を再開しています。
同原発は昨年9月、原子炉を冷却する配管から分岐し加圧器につながる配管の溶接部に傷が見つかり、同月に予定された再稼働を見送った経緯があります。
(「しんぶん赤旗」2021年8月5日より転載)