関西電力が老朽原発の美浜3号機(福井県美浜町)の再稼働を強行した23日、福井県内外の住民が美浜町に集まり抗議のデモ行進を行い、関電原子力事業本部前で「美浜3号機の再稼働絶対反対」と声を上げました。「老朽原発動かすな!実行委員会」の主催で約350人(主催者発表)が参加。日本共産党から、かねもと幸枝衆院北陸信越比例候補(福井1区重複)と河本猛町議が参加しました。
参加者らは「脱原発は圧倒的な民意だ」と訴え、「危険な老朽原発動かすな」「菅政権を打倒するぞ」と声を合わせました。
実行委員会は関電に対し、美浜3号機の稼働を直ちに中止し、関電の全原発を廃炉決定するよう申し入れました。応対した三木昌彦広報課長は「社内で共有します」と述べて申し入れ文を受け取りました。
河本氏は「美浜原発は“活断層の巣”に立地しています。怖いのは、長年の核分裂反応の影響でもろくなった原子炉が地震で緊急停止・冷却の際に破損する事故です。不安は多くの町民も同じです。温室効果ガス排出ゼロとともに、原発の放射性廃棄物ゼロを訴えたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2021年6月24日より転載)