福井県庁前では28日、オール福井反原発連絡会が「知事は同意を取り消せ」「福井県民は同意していない」と抗議の声を上げました。
事務局を務める林広員さんは、面会拒否し続けた杉本達治知事の態度を批判し「県が説明する住民説明会を開くべきだ」「意見交換会に出るべきだ」、サヨナラ原発福井ネットワークの若泉政人さんは「知事として失格。辞めてください」とそれぞれ訴えました。
別の参加者からは、高齢者のワクチン接種手続きの混雑ぶりに「コロナ対策そっちのけで再稼働に同意なんて、本当に反省してほしい」とする憤りの声や「県は、県民の命、健康、暮らしを守るのが責務だ。どうして同意するのかわからない。事故が起これば、私たちはもう福井に住めなくなる」との訴えがありました。
日本共産党県委員会からは、南秀一委員長、佐藤正雄県議らとともに、かねもと幸枝衆院北陸信越比例候補(福井1区重複)が参加し、「老朽原発の再稼働など許せない」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2021年4月29日より転載)