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高浜1・2号機6月停止・・対テロ施設 期限内に完成せず & 汚染水 海洋放出決定に抗議・・「原発と人権」集会実行委

高浜1・2号機6月停止・・対テロ施設 期限内に完成せず

 関西電力は22日、40年を超える老朽原発である高浜原発1、2号機(福井県)のテロ対策施設が、6月9日の経過措置期限までに完成しないため、6月9日に冷温停止とし、テロ対策施設が完成まで停止すると発表しました。

 1、2号機は現在、定期検査中でいずれも燃料は装荷されていません。関電によると、期限までの間に起動などを伴う検査を実施するか未定としています。また、テロ対策施設の完成時期も未定です。


汚染水 海洋放出決定に抗議・・「原発と人権」集会実行委

 政府が東京電力福島第1原発で発生する放射能汚染水を処理した後の高濃度のトリチウム(3重水素)を含む汚染水(アルプス処理水)の海洋放出方針を決定したことに、第5回「原発と人権」全国研究・市民交流集会inふくしま実行委員会(礒野弥生・実行委員長)は21日、抗議声明を政府、東電に送付しました。

 声明は、今月開かれた同集会のなかで、大型タンクによる長期保管やモルタル固化による処分など海洋放出は避けられるという選択肢が技術者から示されたほか、漁業関係者から海洋放出で風評被害と利益の減少、漁業からの退出者が出るとの訴えもあったと紹介。政府の決定に強く抗議するとともに、直ちに決定を撤回することを求めています。

(「しんぶん赤旗」2021年4月23日より転載)