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漁業助けず追い打ち 汚染水放出「断固反対」・・共産党が漁協など訪ね懇談 青森・八戸

熊谷会長と意見交換する、松田氏、党八戸市議団の3氏、田端氏=14日、青森県八戸市

 「汚染水の海洋放出に理解を示す漁師は誰一人いない」「漁獲量が減り、苦境に立たされている漁業を助けず、追い打ちをかけるなんて許せない」

 青森県の日本共産党三八地区委員会と党県議、八戸市議団が14日、日本有数の漁港として知られる八戸市の各漁協や八戸漁業指導協会を訪問すると、政府が決定した、東京電力福島第1原発汚染水の海洋放出方針に怒りと撤回を求める声が次々寄せられました。

 八戸漁業指導協会の熊谷拓治会長理事は、「よく来てくれました」と田端みゆき衆院青森2区候補と松田勝県議、八戸市議団3人を笑顔で出迎え、「海洋放出には断固反対です」と言い切りました。

 熊谷会長は、高橋千鶴子衆院議員が「漁師継げずに復興なし」と汚染水の海洋放出の撤回を迫った「赤旗」記事を受け取り、「おっしゃる通りです」と大きくうなずきます。

 「(政府は)もっと世界を見てほしい。漁民と農民、食料を大事にしてほしい。汚染水が放出されれば、漁業者は生きていけない」と静かに怒りをぶつけました。

 訪問した漁協では、「漁業は八戸の基幹産業。海洋放出は漁業不振に追い打ちをかけるもので、反対」(みなと漁協)、「コロナ禍で漁価が下がっているのに、何でこんなことをするんだ」(南浜漁協)と怒りに震えていました。

(「しんぶん赤旗」2021年4月16日より転載)