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汚染水海洋放出決定 反原連が緊急抗議 官邸前

「海洋放出絶対反対」「国民の声をちゃんと聞け」とコールする人たち=13日、首相官邸前

 首都圏反原発連合(反原連)は13日、菅義偉政権が東京電力福島第1原発事故の放射能汚染水を海洋放出する方針を決定したことに対し緊急抗議を首相官邸前で行いました。

 反原連は活動休止中でしたが、菅内閣の暴挙に対して緊急行動を呼びかけました。参加者は、ドラムのリズムに合わせ「海洋放出、絶対反対」「海を汚すな」「漁業を守れ」「漁連や地元の声を聞け」「勝手に決めるな」と訴えました。

 福島市から駆けつけた草野空さん(26)は「国は『関係者との合意なしにいかなる処分もしない』と約束をしていました。でも『もう海洋放出しかない』と国の方針を押し付け、県民と意見を交わすものではありません」と批判。「もっと丁寧に私たち県民・国民の声を聞いてほしい。代替案も出されています。国の責任で国民的な議論をするべきです」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2021年4月14日より転載)