超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は9日、東京電力福島第1原発の汚染水処理をめぐり、「汚染水の海洋放出は断じて容認しない」として、政府に要請を行いました。
要請文は、2015年当時の東電社長が福島県漁連代表の要望に、汚染水は「関係者の理解なしに、いかなる処理も行わない」と回答していると指摘。「約束を死守させ、漁業者や国民の意見を聞く機会を設けるべきだ」としています。
近藤昭一共同代表、阿部知子事務局長、日本共産党の笠井亮衆院議員が出席。笠井氏は「海洋放出は復興に逆行する。断固反対だ。政府は決定を強行するな」と求めました。
(「しんぶん赤旗」2021年4月10日より転載)