全国で唯一、県都に原発を抱える松江市では東日本大震災から10年の11日、日本共産党島根県議団と4月11日告示(18日投票)の同市議選で現有3議席確保をめざす市議・候補が街頭演説し、「共産党は島根原発をはじめ、原発再稼働は絶対に認めない。国政、県政、松江市政で、みなさんと力を合わせて頑張る」と訴えました。
中国電力島根原発から約9キロ、県庁や市役所に近い繁華街で宣伝。演説に足を止め、拍手する人もいました。
尾村利成県議団長は停止中の島根原発2号機の国の審査が最終盤を迎え、4月に選ばれる市議、市長らが再稼働の是非を問われることになると指摘。「島根原発のすぐ南には宍道断層があり、鳥取断層と合わせれば140キロの活断層が走っている。再稼働など絶対に認めてはならないと力を尽くす」と強調しました。
2期目をめざす田中はじめ市議は「私たち人間に地震を止める力はない。被害を抑える最も有効な対策は島根原発を一刻も早く片付けることだ」と力説。新人として、たちばなふみ候補とともに挑む舟木けんじ候補は「原発災害の心配のない松江を訴えてたたかっていく」と述べました。
勇退する橘祥朗、吉儀敬子の両市議らが参加しました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月12日より転載)