東京電力は2月19日、福島第1原発(福島県)1、3号機の原子炉格納容器水位が低下傾向にあると判断し、13日の地震の影響も考えられると発表しました。
東電によれば、18日に1号機の原子炉格納容器水位に低下が見られたことから確認したところ、1号機は15日以降、3号機は17日以降に原子炉格納容器温度計の一部に低下傾向が見られました。このため、1、3号機とも格納容器の水位低下と判断しました。
東電は、地震後の点検で原子炉への注水設備の異常は確認されていないことから、水位低下の要因は地震によって格納容器損傷部の状況変化も考えられるとして、今後も監視していくとしています。
また、原子炉建屋水位は、現状では有意な変動は確認されていないとしています。
(「しんぶん赤旗」2021年2月20日より転載)