九州電力玄海原発（佐賀県玄海町）の廃炉を国と九電に求めている「原発なくそう！九州玄海訴訟」で21日、原告３８６人が第８次提訴しました。原告は７１３７人となり、原発訴訟最多の原告数を更新しました。

追加提訴報告集会で板井優弁護団長は、九電の玄海原発３、４号機の再稼働申請を原子力規制委員会が審議していることに対し「力勝負で負けられない」とのべ、来春までの原告団１万人目標達成を呼びかけました。

今回の提訴には、ジャーナリストの斎藤貴男氏らのほか、脱原発をめざす韓国人６人も名を連ねていることが報告されました。海外から同訴訟に加わるのは初めて。

第８次提訴にあたっての声明では「原発の安全性や住民の安全に関する情報公開が重要」として、安倍自公政権が成立を狙う秘密保護法案について「厳重に抗議し廃案を強く求める」ことを盛り込んでいます。