福井県議会は、１９日、関西電力美浜３号機事故について、関西電力から説明をうける「美浜原発事故説明会」を開きました。

関電側のおわびと事故説明を受け、日本共産党の佐藤正雄県議は「遺族からも事後原因などについて関電からの説明が遅い、と批判が出ている。きちんと対応すべきだ。また、配管の点検について三菱重工から、実績が不足してる日本アームに代わった。関電としてそうした点もふまえてチェックが不十分だったのではないか。さらに、今回の事故が休憩時間でなかったらもっと被害者が増えていた。運転中の定期検査準備作業は見直すべきだ」主張しました。

関西電力の佃常務取締役は「遺族の方々にも事情を伝えていく」、岸田取締役副社長は「今回の事故はリストに漏れた、ということに帰着する。今後の点検できちんとする。現在はタービン建屋全面立ち入り禁止で運用している。今後、念のための安全対策を考えていく」と答えました。

プルサーマル計画については、「事故の原因究明、信頼回復で頭がいっぱい」（岸田副社長）と述べ、見直しについてはふれませんでした。