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女川原発再稼働 30キロ圏 美里町長「反対」・・みやぎ女性議員有志の会要望に

 再稼働が狙われる東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の30キロ圏内に一部が入る美里町(相澤清一町長)。県内の超党派の県・市町村議会の現・元議員62人でつくる「女川原発再稼働ストップ! みやぎ女性議員有志の会」は11月4日、再稼働反対を表明してほしいと求めました。相澤町長は反対する考えを示しました。

 「原子力に依存しない社会を!」の横断幕が役場庁舎に掲げられています。町議会は2012、19年に女川原発再稼働反対の意見書を可決しています。

 要望書を手渡した日本共産党の福田淑子町議は「(反対姿勢を)貫いてほしい」と訴えました。

 相澤町長は「私は2万4千人の住民の代表であり、私たちは再稼働に反対する」と言明。「避難計画は十分ではない」と指摘し、「住民の安全を守るために首長はどのような判断をしなければならないのか訴えていきたい。知事に熟慮を迫りたい」と述べました。

 日本共産党の、ふなやま由美衆院東北比例候補(元仙台市議)は「町長の反対表明に県民は励まされている」と強調。「みやぎ県民の声」(立憲民主など)の三浦ななみ県議は「立ち止まって県民の意見を聞かなければならない」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2020年11月5日より転載)