原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)受け入れの「文献調査」に前のめりの北海道寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村に対し、“北海道に核のごみ捨て場はいらない”の声が道内に広がっています。
寿都の住民でつくる「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」は7日、応募の是非を問う住民投票条例の制定を求めた直接請求署名を片岡春雄町長に提出しました。
4日には、「やめて。核のごみ捨て場」とスタンディングが札幌市の繁華街から札幌駅前にかけて行われました。2回目で「脱原発をめざす女たちの会・北海道」を中心に行動を呼びかけました。
30を超える賛同団体や市民らが参加し、一定の距離を取りながら、思い思いの主張を書いたプラカードや横断幕を掲げ、通行人にアピールしました。
後志(しりべし)からの参加者や、自由法曹団の渡辺達生弁護士らがスピーチ。各所で「寿都町町民の会」からの「文献調査に応募しないよう求める」署名を訴えました。
前回の行動で「意思表示をする署名はないの」との要望が寄せられたことに応えたもので、市民が足を止めてペンを取りました。
(「しんぶん赤旗」2020年10月8日より転載)