福島第1原発事故を忘れず、原発のない社会をつくろうと9月18日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で「9・18さようなら原発首都圏集会」が行われました。1300人(主催者発表)が参加し、「終わってない!福島原発事故」などのプラカードを手にアピールしました。
主催は、「さようなら原発」一千万署名市民の会で、総がかり行動実行委員会が協力しました。
主催者を代表して、作家の落合恵子さんがあいさつ。原発再稼働を推進するなど悪政を進めてきた安倍政権の退陣にふれ、「いかに無責任で、市民の声に鈍感だったでしょうか」と指摘。菅義偉政権になっても、「安倍政治」は終わっていないと語り、「私たちは原発事故を忘れず、原発を推進してきた人たちに責任を取らせましょう」とのべました。
福島から、「福島原発かながわ訴訟原告団」団長の村田弘さんが訴え。政府は事故の収束も除染作業すら不十分なまま、被災者を強引に帰還させ、原発事故を終わったことにしようとしていると話し、「福島の現状に目を向けながら、理不尽を覆していきたい」。
ルポライターの鎌田慧さんは閉会あいさつで、あらゆる面で破たんしている原発政策に固執する「安倍政治」を「運動を強めて、打倒しよう」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2020年9月20日より転載)