佐賀
佐賀県の脇山伸太郎玄海町長が原発マネーの不正受給をしていた問題で「玄海原発マネーの不正をただす会」は3月31日、県庁で記者会見し、告発状を提出することを明らかにしました。
不正受給問題は、2018年7月に脇山町長が初当選直後、福井県の建設会社「塩浜工業」から現金100万円を受け取っていたもの。19年12月に人を介して返金したとしています。
告発人は約200人(3月30日現在)。告発状は政治資金規正法違反で刑事告発するとしています。今後も告発人を集め、佐賀地方検察庁に4月22日、提出する予定にしています。
事務局の染谷孝氏が告発状の中身を説明。「今回の事件は、巨大利権である原発マネー問題が表に出た氷山の一角で、原発をめぐるさまざまな問題を民主主義を通じて解決する一つとして刑事告発する」と説明しました。
告発人の猿渡メリーさんは「原発マネーが動いている限り、原発はなくならない。私たちは原発のつけを未来の世代に残してはいけません」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2020年4月1日より転載)