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規制委 原燃に補正書再提出要求・・再処理工場 58項目記載漏れ

 原子力規制委員会は3月26日、日本原燃が青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料の再処理工場の審査会合で、申請書の補正書に58項目にわたる記載漏れなどがあると指摘し、再提出を求めました。

 原燃は13日に審査で指摘された内容を反映した補正書を提出。しかし、19日の審査会合で規制委から「必要なことが抜け落ちている」などと不備を指摘されていました。

 26日の会合で規制委は、火災防護や臨界事故拡大防止設備などの設計・設備方針についての記載漏れが58項目あり、ほかにも誤記や記載の不整合が「かなりある」としました。原燃は「申し訳ない。チェックが甘かった」などと釈明しました。

 再処理工場は国が核燃料サイクル政策の柱と位置づけた施設。原燃は2014年1月に新規制基準への適合性審査を申請。審査の主な論点の議論は2月に終了しています。

(「しんぶん赤旗」2020年3月28日より転載)