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原発のない社会めざす・・びわこ集会に500人 滋賀

「老朽原発動かすな」とアピールする集会参加者=7日、大津市

 滋賀県大津市で3月7日、「原発のない社会へ 2020びわこ集会」(実行委員会主催)が開かれました。500人が参加し、関西電力の原発マネーの徹底究明や「原発ゼロ基本法」の成立を求める集会アピールを採択しました。

 呼びかけ人の畑明郎氏は「福島原発事故を忘れることなく、原発のない社会をつくるために頑張ろう」とあいさつ。福井原発訴訟(滋賀)の井戸謙一弁護団長が基調報告し、嘉田由紀子参院議員が連帯のあいさつをしました。

 福島から滋賀県に避難している原発賠償関西訴訟原告団の佐藤勝十志(かつとし)副代表は、無理やり福島県に人を帰すのではなく、安心して暮らせる環境をつくってほしいと訴えました。

 「原子力発電に反対する福井県民会議」の宮下正一事務局長が、5月17日に大阪で開かれる「老朽原発うごかすな!大集会」への参加を呼びかけました。

 日本共産党の佐藤こうへい衆院滋賀3区候補が参加しました。

「福島を忘れない」 京都実行委決議文紹介

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「バイバイ原発3・7きょうと」の集会を中止した同実行委員会は7日、会場としていた円山公園音楽堂(京都市東山区)で、参加者で確認する予定だった「決議」文を読み上げアピールしました。

 空席の会場で、ステージ上に実行委員会のスタッフらが並び、▽福島原発事故で奪われた暮らしや地域社会を国と東京電力に償わせよう▽お金まみれの高浜原発動かすな▽脱原発社会を一日も早く実現しよう―などと盛り込んだ「決議」文を紹介しました。

 あいさつした京都府保険医協会の飯田哲夫理事は「原発いらない、福島のことを忘れないという思いをどうしても伝えたく、このような形で開催した。見えない危険に対して、国が自由を制限する動きもある。安全と自由という問題をしっかり考え行動していきたい」と話しました。

 録画した動画を後日、ユーチューブで配信する予定です。

(「しんぶん赤旗」2020年3月8日より転載)