首都圏反原発連合(反原連)は9月27日夜、首相官邸前抗議をおこない、「すべての原発、廃炉にしよう」と訴えました。
関西電力の幹部らが原発が立地する福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題について怒りの声が上がりました。東京都新宿区の男性(78)は、「原発関連マネーが還流したのではないか。関西電力は、原発を動かす資格はない。原発を止めるためアピールを続ける」と述べました。神奈川県小田原市の男性(70)も、「東京電力だけではなく、電力会社はみな信用できない」と述べました。
東京電力福島第1原発から出る放射能汚染水をためるタンクを増設する敷地の確保が困難だと発表したことをめぐり、練馬区の女性(72)は、「事故が起きたら取り返しがつかない事態になることを表している。原発はいらない」と述べました。
国会正門前では、参加者らがマイクを握りました。日本共産党の吉良よし子参院議員は、「原発マネーのもとで国民生活を犠牲にすることは許されない」と訴え。原発ゼロに向け10月に予定されている国会で全力をあげる、と表明しました。
(「しんぶん赤旗」年9月28日より転載)