首都圏反原発連合(反原連)は7月19日、首相官邸前抗議を行いました。参院選の投票日が迫り、参加者は「『原発ゼロ』の政治家選ぼう」とコール。市民と野党の勝利で安倍政権を退陣に追い込み、原発のない未来をめざそうと訴えました。
東京都新宿区の武藤徹さん(94)は、野党が共同提出した「原発ゼロ基本法案」を審議しない与党の国会運営を批判。「政府与党の態度は、民主主義に反する。参院選で、国会が機能をしっかり果たすようになる結果を出したい」と話しました。
埼玉県所沢市の男性(73)は、原発事故を繰り返してはいけないと約1年ぶりに参加。「『原発ゼロ基本法案』を棚上げするのは許されない。原発再稼働だけではなく、9条改憲をさせない政治家を参院選で選びたい」
国会正門前では、参加者らがスピーチ。自民党の公約が「原発の再稼働を進めます」としていることを批判する声が上がりました。
(「しんぶん赤旗」2019年7月20日より転載)