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宗派超え 祈りのつどい・・福島・楢葉町 原発廃止・復興求める

諸宗教による祈りのつどい=3月11日、福島県楢葉町

 東日本大震災犠牲者を追悼し、原発廃止・廃炉を願う、諸宗教による祈りのつどいが3月11日、福島県楢葉町の宝鏡寺で開かれました。日本宗教者平和協議会、日本キリスト者平和の会などの主催で40人が参加しました。

 参加者はいわき駅前からバスで国道6号を北上、原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也さんから被災当時の様子をききました。

 つどいでは主催者を代表し、日本宗平協代表委員の奥田靖二さん(浅川金刀比羅神社宮司)が「私たちがいま何をできるかを考え、それぞれの地域での運動を進めるための機会としたいと思います」とあいさつしました。

 宝鏡寺住職の早川篤雄さんは、福島の現状を報告し「いまを『復興』というのは『復興神話』。子どもたちを産み育てる世代が安心できる環境を実現して、復興ははじめて緒についたといえます」と述べました。

 つどいでは仏教、神道、天理教、キリスト教のそれぞれの方法で厳粛な祈りをささげました。大震災が起こった午後2時46分には全体で黙とうし、犠牲者を追悼しました。

(「しんぶん赤旗」2019年3月12日より転載)