首都圏反原発連合(反原連)は2月1日、首相官邸前抗議を行いました。冷え込む中、参加者は「未来のために原発やめろ」「再稼働やめろ」と声を上げました。
通常国会が召集されてから初の抗議。安倍晋三首相は、施政方針演説で原発や再生可能エネルギーに言及せず、代表質問への答弁では「『原発ゼロ』は責任あるエネルギー政策とはいえない」と述べました。
神奈川県座間市の最上勝孝さん(77)は、「原発を進める首相こそ、無責任だ」と言います。安倍政権が進めてきた「原発輸出」がビジネスとして成り立たなくなったことについても「輸出が破綻したのに、なぜ日本で続けるのか。つけを将来の子どもたちに押し付けるわけにはいかない。反対の声を上げ続ける」。
首相官邸前と国会正門前エリアでは、参加者がマイクを握りました。「原発輸出計画を完全に断念させ、再稼働させないと引き続き声を上げていこう」などの訴えがありました。
主催者発表で約400人が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年2月2日より転載)