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核燃料つまむ「指」・・福島第1の2号機 内部調査機器公開

 東芝エネルギーシステムズは1月28日、東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内を調査する機器を報道関係者に公開しました。底部に溶け落ちた核燃料(デブリ)を直接つまんで硬さなどを調べる機能を搭載。東電は2月中旬から下旬に投入する予定です。

 機器(写真)は長さ約30センチ、幅約10センチで、カメラやライトのほか、先端に長さ約3センチのギザギザの「指」を搭載しています。デブリをつまみ、動かせるかどうかや、どの程度の力で壊れるかなどを調べます。

 伸縮パイプの先端に取り付けられ、格納容器の貫通部から挿入。パイプを原子炉下方に伸ばした後、機器をケーブルでつり下げ、底部に下ろす計画です。

 東電などは昨年1月も同様の機器で2号機の内部を調べてデブリなどを撮影しましたが、物をはさむ機能はありませんでした。

(「しんぶん赤旗」2019年1月30日より転載)