日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 女川原発県民投票 実現めざし市民集会・・仙台 党派超え250人

女川原発県民投票 実現めざし市民集会・・仙台 党派超え250人

会場を埋めた市民の前で講演する武田教授=1月27日、仙台市

自民議員も「脱原発」

 東北電力女川原子力発電所(石巻市・女川町)の再稼働の是非を問う県民投票の実現を目指す「みんなで決める会」の学習・討論集会が1月27日、仙台市で開かれました。市民や超党派の県議・市議など250人が参加し、活発な議論を繰り広げました。

 沖縄県の辺野古米軍新基地建設での県民投票にもかかわっている成蹊大学法科大学院の武田真一郎教授が講演し、間接民主制(議会)が機能不全を発生させている中で直接民主的な住民投票を実施する意義を強調しました。

 決める会の多々良哲代表が、2月8日に県民投票条例制定を求める署名を提出・本請求し、2月県議会で可決をめざす今後の予定と、地元県議への働きかけや議会傍聴を呼びかける行動を提起しました。

 会場からは、参加していた自民党会派の県議が、「政府は『国策』だというが、廃炉に伴う高濃度の放射性廃棄物を受け入れる先はない。出口の『国策』がない。だから私は脱原発だ」と主張し、会場から拍手がわく場面がありました。

(「しんぶん赤旗」2019年1月29日より転載)