首都圏反原発連合(反原連)は1月18日、首相官邸前抗議を行いました。日立製作所がイギリスでの原発建設計画の凍結を決定し、安倍晋三政権が進めてきた原発輸出は「全滅」。一方で、同社の中西宏明会長(経団連会長)は「再稼働はどんどんやるべきだ」と国内の原発再稼働に固執。冷たい風が吹き抜け、体の芯まで冷える寒さのなか、「再稼働やめろ」「原発いらない」の声をあげました。
東京都国立市の板垣里子さん(71)は「原発で一度事故が起きれば、取り返しがつかなくなります。輸出も再稼働も絶対にやめてほしい」と語りました。
官邸前、国会前では参加者がスピーチしました。
国会前では、「日立の輸出計画は、建設費が膨らみ、出資者も集まらない。もうビジネスとしても成り立たないことははっきりした。原発は今すぐやめるべきです」(東京都文京区の男性)、「『再稼働をどんどんやれ』なんてとんでもない。原発ゼロの日本をつくるため、選挙、運動など地道に続けていこう」(同葛飾区)、「地方選、参院選で『原発ゼロ』の政治をつくろう」(川崎市)などの声が相次ぎました。
この日は、350人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年1月19日より転載)