首都圏反原発連合(反原連)は1月11日、2019年最初の首相官邸前抗議を行いました。日立製作所による英国への原発輸出計画が事実上破たん。同社の中西宏明会長(経団連会長)も「(イギリスへの原発輸出は)もう限界」と発言しています。参加者からは「私たちの声と世論が追い込んでいる」「原発に固執する安倍政権を倒そう」などの声が上がりました。
東京都北区の田中久美子さん(71)は「輸出断念は当然です。しかし、安倍首相は輸出・再稼働を推進し続けようとしています。今年は選挙があります。安倍政権を退陣に追い込みたい」と語りました。
国会正門前では、参加者がマイクを握りました。
埼玉県から参加した男性は「安倍首相がトップセールスでやってきた路線が破たんした。私たちの声が追いつめてきた。原発に固執する安倍政権を倒そう」と呼びかけました。
この日、400人(主催者発表)が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員が国会前エリアで「経団連の会長でさえ、『国民が反対するものはつくれない』と語った。“原発いらない”はみんなの声です。原発ゼロ基本法の実現へ力を尽くしていきます」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2019年1月12日より転載)