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女川原発再稼働問う宮城県民投票・・請求署名11万4303提出

記者会見する多々良氏(左から3人目)ら=1月10日、宮城県庁

 宮城県の「女川(おながわ)原発再稼働の是非をみんなで決める県民投票を実現する会」は1月10日、町長選で中断・延期していた丸森町に県民投票条例制定の直接請求署名1257人(有権者比10・5%)を提出し、併せて、県内の各市区町村に本請求の手続きをしたと発表しました。署名総数は11万4303人です。

 多々良哲(たたらさとし)代表は、法定必要数(有権者の50分の1、宮城県では3万8840人)の約3倍、県内有権者の5・9%に当たると強調。今後、各市区町村選管での審査・縦覧を経て有効署名数が確定し、2月8日に村井嘉浩知事に署名簿を提出・本請求し、13日開会の県議会に上程・審議してもらいたいと述べました。

 これから、県議会各会派への説明や地元住民からの県議への働きかけ、地域での集会などに取り組み、「県議会での可決・成立のための活動に全力を挙げたい」と訴えました。

 参加者は「ラーメン店の店主がお客さんに署名を呼びかけてくれた」「若者が『石巻に住んでいて、原発怖いから』と署名してくれた」など、たくさんのエピソードを紹介し、「この県民の思いを全県議に伝え、対話を重ねていきたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2019年1月11日より転載)