首都圏反原発連合(反原連)は12月28日、今年最後の首相官邸前抗議を行いました。日本原子力研究開発機構が原子力施設廃止にばく大な費用がかかる試算を公表。安倍政権の原発再稼働・輸出政策の破たんが明りょうになるなか「安倍晋三は原発やめろ」「輸出をやめろ」と声をあげました。
ほとんど毎週参加している横浜市の男性(78)は「原発輸出が行き詰まっているのは、福島原発事故などをへて建設コストが増大しているからだ。運転中も廃炉にしたあとも廃棄物処理などにばく大な費用がかかる。人類社会とは共存できない。引き続きここで意思を示していきたい」と語りました。
350人(主催者発表)が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員が国会前でマイクを握り、「原発事故に苦しむ福島県民の声も、原発ゼロを求める国民の声も無視する安倍政権にこれ以上政治を任せるわけにはいきません。来年もみなさんと一緒に声をあげ続けます」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2018年12月29日より転載)