「元の生活をかえせ・原発被害いわき市民訴訟」原告団は12月15日、福島県いわき市社会福祉センターで総会を開き、来年1月から始まる専門家尋問や原告本人尋問を成功させる意思統一を図りました。
原告弁護団の笹山尚人弁護士が「いわき市民訴訟の勝利に向けて」と題して、訴訟の経緯と、展望について報告しました。
笹山弁護士は、原告本人尋問を1日4人、4回、専門家尋問2回、1年半かけて行い、2021年3月には判決を勝ち取る計画を明らかにしました。
原告団の運動方針は、すべての原告にたいする裁判情報の伝達・徹底、兄弟訴訟である「いわき避難者訴訟」と連携し、法廷傍聴の成功、国と東電の責任を明白にする判決獲得に向け「真の被害者救済のために公正で正義あふれる判決を求める署名」運動の取り組みを強化することを決めました。
総会に先立ち、シンガー・ソングライターの横井久美子さんが、原告団長の伊東達也さんが作詞、横井さんが作曲した「哀しみの地よ」を披露しました。
(「しんぶん赤旗」2018年12月16日より転載)