「日本原子力発電(原電)は署名を受け取れ。再稼働をやめろ」―。東海第2原発(茨城県東海村)の稼働停止を目指す「とめよう!東海第二原発
首都圏連絡会」は11月27日、署名提出・デモ・原電包囲行動を東京都内で行いました。約150人が参加しました。
同原発は、30キロ圏の住民が約96万人、150キロ圏内に3500万人が暮らす「首都圏の原発」です。運転開始から28日で40年になり、本来なら原子炉等規制法で廃炉になりますが、原子力規制委員会は運転期間の最長20年延長を認可しました。
同連絡会世話人の横田朔子(さくこ)さん(75)=東京都北区=は「稼働して40年になる、いつ爆発してもおかしくないボロボロの東海第2原発を動かす―。これが今の原電の姿です。私たちは、抗議の声を皆さんと一緒にあげていきます」と訴えました。脱原発弁護団全国連絡会の河合弘之弁護士は「東海第2原発は、事故を起こせば関東が壊滅する『日本で一番危険な原発』です。この原発を廃炉にするたたかいは、脱原発のたたかいの総本山。絶対にたたかい抜きましょう」と呼びかけました。
埼玉県三芳町から参加した女性(51)は「こんな原発を再稼働しようという発想が単純に怖い。何よりも怒りを感じる」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2018年11月28日より転載)