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敦賀の活断層 改めて指摘・・規制委の専門家会合

日本原子力発電の敦賀原発2号機直下を走る破砕帯(断層)について活断層と判断した原子力規制委員会の専門家チームは4月14日、活断層を否定する日本原電の追加調査報告について、1月に行った現地調査に基づいて評価会合を開きました。外部専門家4人全員が、従来と同様、活断層を否定できないとの判断を示しました。最終的な結論ではなく、次回会合で議論を継続します。

2号機直下には「D−1」と呼ばれる破砕帯が走っており、敷地内の非常に活発な活断層「浦底(うらそこ)断層」と運動する可能性が指摘されていました。

会合で、現地調査した専門家から「(活断層と判断した)評価書を変更する必要はない」「活動期に入っているかもしれない浦底断層の脅威を忘れてはいけない」「原電の見解は妥当なものと思えない。将来活動する可能性がある」「将来動かない保証はなく、活断層ではないというのは難しい」などの意見が相次ぎました。

規制委は昨年(2013年)5月、D−1破砕帯が、将来動く可能性があるとする評価書を了承。一方、日本原電は同7月に、火山灰調査などをもとにD−1破砕帯は活断層に当たらないとする追加調査報告書を規制委に提出し、再調査を要求していました。規制委は昨年末、評価書の見直しを議論するための2度目の現地調査を決定しました。

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