島根原発3号機了解願い提出へ
中国電力は5月16日、建設中の島根原発3号機(松江市)をめぐる原子力規制委員会への新規制基準適合性審査申請に関連し、立地自治体である島根県と松江市に、22日に事前了解願いを提出すると発表しました。これを受け、地元議会や安全対策協議会などが、適合性審査申請の可否について議論を本格化させる見通しです。
中国電は今回、島根原発3号機の30キロ圏内に位置する同県の出雲、安来、雲南3市、鳥取県と同県の米子、境港両市にも、適合性審査申請について文書で報告する予定。
島根県と松江市は、同原発の3号機新規稼働や2号機再稼働などの際の地元了解について、中国電と結んだ安全協定に基づき、適合性審査申請前と審査後の2段階で可否を判断する方式を導入しています。
(「しんぶん赤旗」2018年5月19日より転載)
高浜原発4号機定期検査で停止
関西電力は5月18日、高浜原発4号機(福井県高浜町)の発電を停止し、定期検査に入りました。期間は約5ヵ月間で、9月中旬に再開する予定。高浜4号機の定期検査により、福井県内で運転中の関電の原発は高浜3号機、大飯原発3、4号機(おおい町)の3基となります。
関電によると、18日午前11時5分ごろに発電を止める操作を行い、約3時間後に原子炉は停止しました。営業運転中の高浜3号機も8月3日に定期検査に入る予定です。
(「しんぶん赤旗」2018年5月19日より転載)