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雨をつき 原発ノー・・官邸前で反原連 & 千葉の避難者ら控訴・・原発事故 国の責任問う & 伊方原発、冷却水漏れ・・定期検査時 四国電が原因調査中

雨をつき 原発ノー・・官邸前で反原連

「原発やめろ」と抗議の声を上げる人たち=10月6日、首相官邸前

 首都圏反原発連合(反原連)は10月6日、首相官邸前抗議を行いました。約100人の参加者(主催者発表)は強い雨のなか、「柏崎刈羽、再稼働反対」「福島返せ」などと書かれたプラカードを掲げ、「高浜原発今すぐ廃炉」「安倍晋三は原発やめろ」とコールしました。

 首相官邸前は、強い雨とともに冷たい風が吹きつけました。参加者は、レインコートや重ね着をして集まりました。口々に「声をあげ続けることが大事だから」「雨なんかに負けてられないからね」と語ります。

 川崎市から毎週参加し続けているという男性(69)もその一人です。解散・総選挙で、多くの政党が、「原発ゼロ」を掲げていることにふれ、「本当にするのかという人たちもいるが、少なくとも□にはするようになった。これは運動で世論をつくってきたからだと思う。官邸前や地域でできることをやっていきたい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2017年10月7日より転載)


千葉の避難者ら控訴・・原発事故 国の責任問う

 東京電力福島第1原発事故で福島県から千葉県に避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた訴訟で、原告側は10月5日、国の責任を認めなかった一審千葉地裁判決を不服として東京高裁に控訴しました。判決で賠償を命じられた東電は同日午前に控訴しています。

 原告側弁護団によると、控訴した原告は一審判決時の18世帯45人のうち、13世帯32人。福武公子弁護団長は「国の責任を認めさせたい。ふるさとへの帰宅が困難なのに、(賠償)金額が少ない」と控訴理由を説明しました。

 千葉地裁は9月22日の判決で、国は大津波の到来を予見できたが、事故を回避できなかった可能性があるとして、国への請求を退けました。一方、東電については、「重大な過失があったとは言えない」とした上で、過失の有無にかかわらず賠償責任を負う原子力損害賠償法に基づき、約3億7600万円の賠償を命じました。

(「しんぶん赤旗」2017年10月7日より転載)


伊方原発、冷却水漏れ・・定期検査時 四国電が原因調査中

 四国電力は10月5日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で、放射性物質を含んだ1次冷却水が漏れるトラブルがあったと発表しました。原子炉格納容器内にとどまっており、環境への影響はないといいます。

 四国電によると、5日午前11時半ごろ、定期検査の準備で1次冷却水を抜く作業中、配管とホースのつなぎ目から、冷却水が漏れているのを運転員が見つけました。漏水は現在、止まっているといいます。

 漏水量は推定約530ミリリットル。放射能量は最大140万ベクレルで、国への報告基準の5分の2相当といいます。四国電は原因を調べます。

 伊方3号機は昨年8月に再稼働し、今月3日から定期検査に入っています。

(「しんぶん赤旗」2017年10月7日より転載)