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放射性物質が作業中に付着・・事故の大洗研究棟

 日本原子力研究開発機構は9月8日、大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の燃料研究棟で、放射能で汚染されたビニール袋の片付け作業中、誤って床に落とし、作業員の服に放射性物質が付着したと発表しました。内部被ばくや外部への影響はないといいます。同センターでは6月、放射性物質が入った容器が破裂し、作業員5人が内部被ばくする事故が発生。機構は事故の原因分析を進めていました。

 機構によると、8日正午前、作業員4人が燃料研究棟内で同事故に関係する分析を終え袋に包んで片付けていたときに落としました。作業員らは全面マスクと防護服を着用しており、うち3人の服やマスクに放射性物質が付きましたが、身体への付着や内部被ばくはありませんでした。

(「しんぶん赤旗」2017年9月10日より転載)