首都圏反原発連合(反原連)は9月8日、首相官邸前抗議を行いました。
東京電力が「福島原発事故の賠償のため」などとして狙う柏崎刈羽原発(新潟県)6、7号機の再稼働を原子力規制委員会が事実上容認していることに、「柏崎刈羽再稼働反対」と怒りの声があがりました。
埼玉県吉川市の男性(35)は柏崎刈羽原発について「そもそも『(東電には)原発を動かす適格性がない』との声もあったのに、“再稼働ありき”で手続きが進められていると思う。“福島の賠償のため”というが、賠償をちゃんとやっているのか」と指摘。「原発なくても電気は足りている。もう原発はなくすしかありません」
国会正門前のエリアでは、参加者がマイクを握りました。東京都墨田区の男性は「柏崎刈羽の再稼働を止め、原発をなくすために、さらに大きな声をあげていこう」と呼びかけました。
この日、700人(主催者発表)が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員が国会正門前で「福島原発事故の収束も見通せず、故郷に戻られない人がいるなか、東電に原発を動かす資格はない」とスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2017年9月9日より転載)